中野区・保活の話(保活負け組)
今日は保活の話。
5月も終わりに近づいた。
今年はコロナウイルスの流行があったので、4月に保育園に入園して、ちょっと慣れた頃に休園になってしまった子どもたちが沢山いると思う。
そんな子どもたちも、6月から中野区内の認可保育園が再開するとのことで、改めて慣らし保育をやり直すといった感じだろう。
中野区内の認可保育園の申込み状況(2020年6月現在)
ご存知のかたも多いと思うけれど、一昨年(2018年)6月に中野区長が酒井直人氏に変わってから、認可保育所がたくさん新設された。
特に、今年(2020年)4月にはたくさんの認可保育所がオープンした。
認可保育所がたくさん増えたおかげで、中野区では数年前に比べて認可保育所に入りやすくなっている。
中野区の2020年7月入園の保育施設等入所の申込み状況をみると、1歳児は相変わらず空きが少ないけれども、以前は空きが少なかった0歳児や2歳児にもポツポツ空きが出ている。3歳児以上は空きがある認可保育所が結構ある。
中野区では数年前に比べると認可保育所に入りやすくなっているといえるだろう。今年認可保育所が増えて助かった人は多いと思う。
複雑な気持ち
ただ、この状況を見て私は複雑な気持ちなのだ。
認可保育園が足りない件について、なんでもっと早く手を打ってくれなかったのかと思う。そう思っても致し方ないのだが。
私は2年前に保活を経験した。けれども、認可保育所にどこにも入れなかった。
保活負け組
そう。私は「保活負け組」なのである。
30園申し込んですべて落選だった(なお、2020年現在では申込は15園まで)。
もちろん、中野区では、より確実に認可保育所に入れるように、認証保育所や認可外保育所に3か月以上預けてポイントを稼いでから認可保育所に転園するという方法は当然知っていた。
どこも預ける気が起らなかった
けれども、認証保育所や認可外保育所をたくさん見学したけれども、どこも預ける気が起らなかった。その理由は、居室が狭すぎたり、場所が遠かったり、園長先生が独特だったり、企業っぽい雰囲気が強すぎるなど、様々である。
見学時に園に請われて入園申込書を提出してきた認証保育所もいくつかあったのだけれど、最終的に入園をお断りした。
見学すらできない
2年前は、評判が良いといわれる認証保育所は見学すらできないところも複数あった。
たとえば、とある認証保育所は電話予約しないと見学できず、見学しないと入園申込ができなかった。
見学のための電話予約のために指定された日に電話をしても、電話がまったくつながらない。まるで、コンサートチケットの予約のようだった。電話がつながったときには「もう予約がいっぱいです」と言われて意気消沈した。この園には見学予約のために数回電話したけれども、1度も見学予約できず、結果、入園申込ができなかった。
見学した中では預けたいと思える保育所がなかったし、評判が良い認証保育所は見学すらできないので、私は保活を断念した。
結局幼稚園に入園
保活をしたウチの子どもは結局、中野区内の幼稚園に通っている。
我思うに、中野区内の保活の困難さのピークは3~4年前だろうか。
ただ、私が保活を経験した2年前でも、中野区での保活はまだまだ厳しかった。
いずれにせよ、認可保育所に入園できずに中野区から転出していった人はいただろうし、私のように仕事を続けることを断念した人もいただろう。
認可保育所に入れなかった世帯がどこに流れたのか、きちんと追跡している自治体もあるらしい。
今年は3歳児以上のクラスに空きがたくさん出ている現状を見ると、我が家のように認可保育所に入れなかった世帯は結局どこに流れたのか、中野区はきちんと追跡しているのだろうか?と思う。