筒美京平氏が亡くなった

作曲家の筒美京平氏が2020年10月7日に亡くなった。

享年80歳。

歌謡曲全盛の頃に私は子ども時代を過ごした。

私は、作詞家の松本隆氏とコンビを組んだ数々のヒット曲(木綿のハンカチーフ)をリアルタイムで聴いた世代だ。

筒美京平氏というと、先日書いた村上ポンタ秀一氏による読書感想「自暴自伝」村上ポンタ秀一に筒美京平氏について書いた箇所があるのを思い出した。

まさに歌謡曲全盛の頃、スタジオミュージシャンだった村上氏が筒美京平氏とスタジオで最初に会ったとき、センス悪いスーツを着たチビのおっさん(筒美京平氏)が「ドラム君」などと言ってチクチクチクチク口出しをしてくるので「やかましいわ。俺は責任持ってやっているからあっち行ってろ」と言ったらインペグ屋(仲介業者)にえらく怒られたが、それをきっかけに筒美京平氏と仲良くなったという話が自暴自伝に載っている。

歌謡曲全盛・スタジオミュージシャン全盛の頃を思い出す。

子ども心に毎日ウキウキして歌謡曲を聴いていた頃が懐かしい。

今の子どもたちにはそんなウキウキしたヒット曲がないのが残念だ。

 

筒美京平について(まとめ)

筒美京平氏が亡くなった

【読書感想】特集 追悼・筒美京平(MUSIC MAGAZINE 2020年12月号)

読書感想「筒美京平 大ヒットメーカーの秘密」近田春夫(2021年/文藝春秋)

筒美京平氏の曲にみる「日本語歌詞の母音のアクセント」