園選びでやっぱり大切なこと(3)
もし自分が保育園の経営者になって、手っ取り早く「教育熱心な園」だと世間に認知してもらって定員を埋めるためにはどうするだろうか?
たぶん
🐤体操・英語・リトミックなどの習い事系のレッスンを園に取り入れる
🐤習い事の講師を呼ぶための費用を捻出するため、できるだけ若くて経験が浅い保育士を安い給料で採用して働かせる
🐤ほかの園での勤務経験がなくて言うことをきく新卒保育士を多く採用する
んだろうな。
新設保育園を見ていると、手っ取り早く園児を確保するにはこのやり方が王道だと推察される。
体操・英語・リトミックなどの習い事系を園でやっていると「教育熱心な園」だと判断する保護者が多いからだ。
手っ取り早く習い事をたくさん取り入れれば、教育熱心だと保護者に判断してもらえる。
若い保護者など簡単に騙せる、と思っているふしがある。
もちろん体操・英語・リトミックが悪いというつもりはない。
老舗の園でも体操やリトミックなどを取り入れているところが多い。
本業の保育さえしっかりしていれば、体操や英語などの課外活動を取り入れることは良いことだと思う。
でも、やっぱり重要なのは課外活動でなく、ふだんの保育内容だ。
こどもたちから自発的な「遊び」が湧き出るような工夫がなされている園を選びたい。
こどもたちが園庭で目を輝かせながら何かに夢中になっている~そういう園はそう多くない。
そして、ベテラン・中堅・若手がバランス良く在籍する園のほうが風通しが良い。
離職率が高い園はやっぱり、職員の誰が人間関係で悩んで無理をしている可能性が高い。
保護者の目でしっかり確認して園を選んだほうがいい。
