偏差値63前後の都立高校の進学実績を比較する【2021年大学入試】
以前、旧第3学区にある都立高校の進学実績を比較したことがある。
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そこで今回は、偏差値63前後の都立高校を集めて進学実績を比較してみた。
比較対象の都立高校
今回の比較対象は、
・豊多摩(旧第3学区)
・北園(旧第4学区)
・城東(旧第6学区)
・町田(旧第7学区)
・昭和(旧第8学区)
・小金井北(旧第9学区)
の5校の2021年の大学入試の合格実績である。
合格実績はいずれも各高のウェブサイトを参照した。
なお、国公立大学の合格者数からは大学校を除いた。
2021年大学入試の結果比較
考察
国公立大学の合格者数には幅がある
上記5校の国公立大学の合格者数は28~66人と差がある。
ただ、
町田高校: 近隣の都立大学の合格者が21名、
小金井北高校:同じ多摩地区にある都立大学の合格者が13名、
北園高校: 交通至便な埼玉大学の合格者が14名、
と、一部の国公立大学の合格者数で国公立大学の合格者(総数)を稼いでいる、
ともいえる。
早慶上理を希望するなら北園・豊多摩・小金井北か
早慶上理を希望するならば北園・豊多摩・小金井北がやや有利か。
とはいえ、私立大学は同一人で複数受験・合格が可能だということを考慮すれば、
私立大学の合格者数は、5校の間ではそれほど大きな差はない。
近くの大学は合格者数が多い
町田高校:都立大学の合格者数が21名、
豊多摩高校:明治大学の合格者が81名、
北園高校:東洋大学の合格者が120名・立教大学の合格者が62名と、
高校の近くにある大学の合格者が多く、高校から遠い大学の合格者は少ない傾向がある。
結局、最後は校風の違いか
ところで、上記5校の校風はかなり異なる。
自由度で言えば、豊多摩・北園 > 町田 > 昭和・小金井北、という順だろうか。
縛られたくないと思うならば自由度が高い高校を選べば良いし、ある程度の厳しさが欲しいのならば規律がしっかりとした高校を選べば良い。
月並みなことではあるが、合格実績が大きく違わないならば、最後は校風が自分に合っていて通いやすい高校を選ぶのがよい、ということだろう。
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