【読書感想】ひろつるメソッド 英語ぐんぐんニャードリル【使い勝手】
上の子の英検5級受験にあたり、リスニングの練習用に本書「ひろつるメソッド 英語ぐんぐんニャードリル」を購入してみた。
今回は、本書「ひろつるメソッド 英語ぐんぐんニャードリル」の感想と使い勝手についてまとめた。
本書の内容とレベル
本書はリスニングのための本である。
本書にリーディング・ライティングを期待してはいけない。
本書の表紙には「英検5級・4級対応」と記載がある。
本書を実際に使ってみたところ、英検5級の範囲は網羅しているが、英検4級の範囲(過去形、未来形、不定詞)は取り上げられているものの、本書だけで英検4級対策をするのは少し足りないようにも思う。
本書の感想
本書は、文法を使わずにパターンで英文を覚えて英語を習得する学習方法を採用している。
どうやら本書に限らず、幼児や小学生向けの英語指導では文法を使わずに英文をパターンで覚えて修得する流れが主流らしい。
会話だけならばこの学習方法で充分かもしれない。
けれども、はじめのうちは文法を使わない学習方法で進めていても、どこかの時点で文法的要素を取り入れて勉強しないと正しい英文は書けないと思う。
特に、論理的なこどもには文法を早いうちから教えたほうが英語になじみやすいとも感じる。
本書の良いところ
本書で取り上げられている単語(短文中の単語を含む)は英検での頻出単語なので、練習する価値はあると思う。
本書では書いて覚えることは推奨していない。けれども、中学生以上ならば本書の単語を聴く+書くで覚えても良いと思う。
本書の残念なところ
本書には英文の下に日本語の訳文が書いてある。
英文は音源をダウンロードして聞くことができるけれども、日本語の訳文には音源がない。だから、ひらがなが読めない年齢のこどもは日本語の訳文の意味が分からないので、親が日本語の訳文を読んであげる必要がある。
英文音源のすぐ後に日本語訳文の音源をいれてほしい。
英文音源に続いて日文音源が聴けると、文字を読めないこどもでも意味が分かるから良いと思う。
我が家での本書の使い方
結局、我が家では英検5級対策として本書を使う機会はなかった。
代わりに、今後英検4級を受ける予定の上の子の英語のリスニング教材として本書を使おうと思っている。
具体的には、本書にある例文を聴きとって書き写す練習に使おうかと思っている。
頻出単語で構成されたシンプルで良い例文が掲載されているのが本書の良い点だと思う。
ひろつるメソッド 英語ぐんぐんニャードリル
書名: ひろつるメソッド 英語ぐんぐんニャードリル
著者: 廣津留 真理
発行元:株式会社講談社