老人ホームと同性介護
ここのところ介護に関する本をいくつか読んでいる。
介護施設でよく問題になることとして、どの本にも決まりきったように書かれていたことがあった。
入居者による職員へのセクハラ
介護施設でよくあること、それは「入居者による職員へのセクハラ」である。
どの本にも共通して書かれていたのが「若い女性職員に対する男性入居者のセクハラ」だ。
若い女性職員に対する男性入居者のセクハラは、介護業界にいる人ならば誰でも知っていることだと思う。
高齢者からだけでなく、高齢者の家族からもセクハラを受けることも多いらしい。
最近は訪問介護を利用する人も増えている。訪問介護をする若い女性職員が、高齢者と同居する家族から食事に誘われたり、体を触られたりなどのトラブルもあるという。
デイサービスを利用している実母によれば、デイサービスでは若い女の子に会えるのを楽しみにしていて、デイサービスに来るたびに可愛くて若い女性職員にまとわりついて話し込む男性利用者がたくさんいるそうである。
介護における性の問題は無視できないほど大きいということだ。
本来は同性介護
入居者を守るためだけでなく、職員を守るためにも、やはり本来は同性介護が基本なのだろう。
ただ、人手不足が深刻な現在の介護業界では同性介護という理想には程遠いのかもしれない。