ボトルアクアリウムは難しい

メダカさんをもらって飼っている。

瓶の中でメダカさんを飼うのは、ボトルアクアリウムとよばれているらしい。

 

このボトルアクアリウムは難しい。

ボトルアクアリウムをやるにあたり、相当に神経をつかってメダカを飼っている。

気の遣い様からして、ボトルアクアリウムは子どもが簡単に始めるもんじゃない。

 

なにせ瓶の中なので、小さい瓶では1匹しかメダカさんを飼うことができない。

当初、1匹だけで飼ったらメダカさんは寂しいかもしれないと思った。

でも、仲が悪くてしょっちゅうケンカばかりしている2匹を1つの瓶に入れて飼うよりも、1匹で飼ってあげたほうがメダカさんのストレスが少ないかも、と思い直した。

結局、1つの瓶にメダカさん1匹だけ飼っている。

 

ボトルアクアリウムは瓶を水槽代わりにしてメダカさんを飼う。

瓶の中なので水の容量は当然少ない。

だから水の汚れがすぐにメダカさんにダメージを与えてしまう。

水の汚れには相当に気を遣っている。

 

まず「酸素」。

水の容量が少ないということは、酸素の供給量も少ないということ。

だからマツモという水草を入れて、マツモが光合成することで酸素をメダカに供給している。

マツモが元気だということは、水質も良いということ。

マツモという水草は有機物を吸収してくれるから有難い。

 

つぎに「有機物の分解」。

マツモを入れているからといって、有機物がすべて分解されるとは限らない。

当然、水替えが必要になる。

でも、メダカさんは水質に敏感なので、水替えには相当気を遣う。

水替えによって良いバクテリアが必要以上に減らないよう、1回に4分の1程度までしか水を替えないようにしている。

 

そして「水」。

水は半日以上汲み置いたものを使っている。

水を汲み置きするのは、水道水中のカルキを抜くためである。

水替えには、ペットボトルに水を入れて半日以上置いた水を使う。

毎日暑い日が続いているので、水道水には塩素がたくさん添加されている。

半日以上置いても、塩素が完全に抜けきらないような気がする。

水替えの際、酸素がたくさん水に入るように、塩素が抜けるように、ペットボトルにふたをして激しく振ってから使うようにしている。

 

マツモ(水草)の状態を見ると、水質がわかるようになってきた。

マツモがしなっとしてくるのは、水質が落ちている証拠だ。

瓶を明るい部屋において光合成させて、たくさん酸素を出してもらおう。

でも、直射日光にあてると、瓶の水の容量が少ないので水温がすぐに上がってしまうことに注意する必要がある。

 

こんな感じで細心の注意を払ってメダカさんを飼っている。

瓶の中でメダカさんが心地よく生活できることが第一だ。