【体験談】80代・母のぎっくり腰(前編)

先週の木曜日(5月7日)の夜、母がぎっくり腰になった。

母のぎっくり腰をきっかけとして、新しいことをいろいろと知ることができた。

今回は、母のぎっくり腰とその対策について書いてみる。

 

ぎっくり腰の経緯

母がぎっくり腰になったのは、上の子が急いで狭い場所を通ろうとしたときにバランスを崩し、上の子の足が母の腰にあたったからだ。

ちょうどそのとき、私は母の横に座っていたので、ぶつかったときの経緯を横で見ていた。

上の子がぶつかった衝撃はさほどでもなかった。

けれども、母は普段見たことがないほど大暴れして痛がったので、なんでだろうと思った。

例えて言うと「母は昔、何かが原因でひどい痛みを感じたことがトラウマになっていて、ぎっくり腰をきっかけにトラウマになっていた記憶が思い出された」ような感じだった。

 

鍼灸師を探す

母のぎっくり腰の痛みを少しでも和らげたかったので、鍼治療を夜間してくれる出張の鍼灸師を探すことにした。

しかし、母がぎっくり腰になったのが夜10時頃だったので、そんな夜中に来てくれる人がなかなか見つからなかった。

ようやく、わりと近場で出張専門の鍼灸師が見つかった。早速、出張訪問による鍼灸の施術をお願いした。

夜遅くにも関わらず鍼灸師の方は来て下さり、母の状態を診てもらった。

その鍼灸師いわく、母は寝た状態から座る状態まではそれほど痛みを感じずに自分で起き上がれるし、体のどの部分もよく動くので、母の実年齢の割に体の状態が良いと驚いていた。

 

保険診療の勧誘

出張訪問の鍼灸師は時間をかけて丁寧に母に鍼治療をしてくださった。

ただ、治療が終わってからその鍼灸師から最後に「保険診療で鍼灸を受けませんか」と勧誘された。

その鍼灸師いわく、母は脊柱管狭窄症で慢性的な腰痛持ちのため、同意書さえあれば保険診療が受けられる可能性が高いという。

ただ、母のかかりつけ医が同意書を書いてくれるか分からなかったので、「同意書を書いてくれるか、母のかかりつけ医に聞いてみます」とだけ答えておいた。

 

かかりつけ医

翌日、母のかかりつけ医のところに行って、同意書を書いてくれるか聞いてみた。

しかし、母のかかりつけ医いわく「ごめんね。僕は同意書の類いは書かないことにしているの。同意書を書いてくれる先生もいると思うけど。」とあっさりと断られた。

母のかかりつけ医が同意書を書かない方針だったので、保険診療による鍼灸治療は難しいと考え、出張訪問による鍼灸を頼むのは止めることにした。

 

鍼灸の保険診療

私はこれまでにも鍼灸師から保険診療による鍼灸治療を勧められたことが何度かある。

しかし、今回のケースと同じように、担当医が鍼灸の保険診療に同意しなかったので保険診療による鍼灸治療を断念した

それに、私は今まで自費で鍼灸治療を受けることがほとんどだったので、保険診療で鍼灸治療を受けることにためらいがある。

今の日本はただでさえ医療費が増え続けていて困っているのに、本当に必要かどうか分からないケースに健康保険を使って鍼灸治療を行って良いのだろうかと思う。

それに、私の今までの経験による私的な見解だが、保険診療に頼る鍼灸師よりも、自費診療しか行わない鍼灸師のほうが腕が良い傾向があるのだ。

誤解がないように言うと、保険診療をする鍼灸師がみな下手くそだと決して思わない。そうではなくて、自費診療のみでやっている方の中に腕利きの方がいるのだ。

 

いつもの施術者にお願いする

実は、我が家には一家でお世話になっている施術者がいる。

当初、私は直接、自宅に訪問して母に施術をしてもらうことを考えていた。その施術者は出張訪問で施術しないので、他の誰に診てもらおうか迷っていたのだ。

そんな中、いつもお世話になっている施術者にオンラインで施術してもらえることを知った。

結局、いつも診てもらっている施術者に母を診てもらうことにした。

その施術者はいつも診てもらっている方なので母も安心だ。

 

*以下、【体験談】80代・母のぎっくり腰(後編)に続きます。

 

【体験談】80代・母のぎっくり腰(まとめ)

【体験談】80代・母のぎっくり腰(前編)

【体験談】80代・母のぎっくり腰(後編)