人工甘味料
「味覚がちょっと敏感な」わたしが気になるのが「人工甘味料」だ。
今よく使われている人工甘味料としては、たとえばアセスルファムK・スクラロースがある。
わたしは、人工甘味料が食品に入っているとすぐわかるタチだ。
人工甘味料の後味
人工甘味料に気づくかどうかは人による。
人工甘味料を使っている食品を食べると、人工甘味料の甘さがずっと舌に残る。
ひどいときは、人工甘味料の甘さが半日くらい舌に残ることもある。
人工甘味料が気になる度合いは、わたしの場合、アセスルファムK>>>スクラロースだ。
わたしにとってはアセスルファムKがダントツに舌に残る。
これらの人工甘味料のほかに、甘味料としてステビアが知られている。
ステビアは植物からの抽出物で、厳密に言えば人工甘味料ではない。
私自身の感覚では、ステビアはほかの合成人工甘味料と比べれば後味の悪さはずっと少ない。
一方で、アセスルファムKを摂取すると、甘さに関する味覚が麻痺したような感じがする。
ネットでも、人工甘味料の後味の悪さを指摘している人はそれなりにいる。
私のように、人工甘味料を摂取すると味覚が麻痺すると感じる人は一定の割合いるようだ。
食品メーカーは、人工甘味料に後味の悪さを感じる人が一定数いるのを知っているはずだ。
それでも人工甘味料を使い続けるのだろうか。
おいしくない物を食べたとき、その瞬間はおいしくなくて嫌な思いをする。
けれども、食べ終われば後味の悪さなど普通はそれほど残らない。
一方、人工甘味料が入った食品を食べると、食べた後しばらくの間、後味の悪さが続くなんて、どんだけ罰ゲームなのだろう。
人工甘味料と子どもの健康
今までは人工甘味料といえば、清涼飲料(ペットボトル入りの炭酸飲料など)に配合されていることが多かった。
それが最近は、人工甘味料は清涼飲料だけでなく、スナック菓子やアイスクリーム、ゼリーなどのお菓子や、
ミートソースなどの食品にも配合されている。
最近、スナック菓子やアイスクリームを食べた後に人工甘味料が入っているのに気づき、後味の悪さに驚いたことが何度もあった。
今までは、ペットボトル入りの炭酸飲料を子どもに飲ませなければ、子どもを人工甘味料からおおよそ遠ざけることができた。
けれども、最近は、スナック菓子やアイスクリーム、ゼリーのような、子どもが食べるおやつに人工甘味料が使われている。
わたしは、子どものうちから人工甘味料に慣れさせないほうがよいという方針だ。
なぜなら、子どものうちから人工甘味料に慣れて味覚を麻痺させるのは、良いことではないと思うから。
お菓子に人工甘味料を配合することを食品メーカーは自粛してほしい。
人工甘味料は少量使うだけで食品に甘さを付加できる。
だから砂糖の代わりに人工甘味料を使えば製造コストを下げることができる。
それゆえ、人工甘味料が食品業界で重宝されているのだろう。
でも、食品メーカーは、体内に取り込まれる「食品」を製造している、ということを自覚してほしい。
製造コストを下げてお金を儲けることよりも、将来の子どもたちの健康をもっと考えてほしい。
昔は、子どもの健康を大切にするという不文律が世の中にあったように思える。
けれども最近は、なんでも利益優先で、社会全体でこういう倫理面がゆるくなっている気がする。