中野区外の保育園に通う児童数(教育要覧)
昨日の記事で教育要覧(中野区立小中学校の児童(生徒)数について)を取り上げた。
中野区の教育要覧(2019年度版)の別のページを見ていたら、中野区外の保育園に通う児童数が掲載されていたのを発見した。興味深いのでここで取り上げる。
区外の保育園に通う児童数
中野区の教育要覧(2019年度版)によると、中野区民でありながら中野区外の保育園に通う児童数は、平成30年度には819名(延べ数)である。
ここ数年、待機児童の増加により区内の認可園に入れず、区外の保育園に通う子どもが多いという噂通りの結果である。
やはり隣接区が多い
特に、隣接区である新宿区・練馬区・杉並区の保育園に通っている中野区民の数が多い。
この統計は平成30年度、今から2年前の集計である。つまり、昨年・今年と保育園がどんどん新設される前のデータである。
昨年・今年と中野区内に認可保育園がどんどん新設されているので、2年前よりは区内の認可保育園に入りやすくなっている。
だから、中野区外の保育園に通う中野区在住の子どもの数は、現在はこの結果よりも少ない可能性が高いだろう。
中野区に転入しても区外の園に通い続けている場合も多い
中野区在住で区外の園に通っている子どもの中には、他の自治体から中野区内に引っ越してきたあとも、以前通っていた区外の園にそのまま通い続けている場合が結構多いと思われる。
年中・年長になると、いままで通っていた保育園にずっと通い続けたいという思いが強くなる。
加えて、中野区内の保育園に転入しようとしても、近くの園に空きがないという理由もあるのだろう。