朝顔の花の色が変わった
ある日の夕方、我が家の朝顔が朝見た色と変わっていて驚いた。
我が家の朝顔の色が、朝:藍色から夕方:赤紫色に変わっていたのだ。
藍色から赤紫へ変化
次の2枚の写真は、同じ日の朝と夕方にそれぞれ撮影したものである。
朝(藍色)
夕方(赤紫色)
なんのことはない。
朝顔の色が変わったのは、その日の午前中に朝顔に液肥をあげたせいかと当初は思っていた。
今回散布した液肥は弱酸性(pH6)だ。リトマス試験紙と同じで、液肥をあげることで土壌が弱酸性に変わり、朝顔の色も青から赤に変わったということだろうか。
紫陽花(あじさい)が土壌の色によって咲く花の色が変わることはよく知られている。紫陽花の場合、アルカリ性の土壌の場合は紫の花が咲き、酸性の土壌の場合は赤い花が咲く。
朝顔も紫陽花と同じく、アントシアニンという色素が花に含まれていて、アントシアニンという色素はpHによって発色が変わる。だから、紫陽花や朝顔の花の色は土壌のpHによって変わるのだろうか(参照:朝顔の花の色が朝と夕方で変化!土の性質によっても変わる!?)。
(追記)
別の日に朝顔を撮影してみたところ、朝は藍色だったのが夕方は赤紫色に変わっていた。この日は液肥をあげていない。液肥をやらなくても朝顔の花の色は朝と夕方で変化していた。
液肥ではなく、花に含まれる水分が花の色に大きく影響していて、朝よりも夕方のほうが水分が減ったせいで花の色が変わったのだろう。
朝(液肥なし)
夕方(液肥なし)
朝顔は生命力がたくましい
それにしても、朝顔という植物は生命力がたくましい。
朝顔の種をまくと、ほぼ確実に発芽する。肥料をあげるとたちまち蕾(つぼみ)がたくさん出てきて、たくさんの花を咲かせる。
生命力が強いから、種をまけば、ほぼ確実に花が咲く。
だからこそ、日本では長い間、小学校1年生で鉢植えにあさがおの種をまいて成長を観察するという学習内容が採用されているのだろう。