2020年4月の中野区の待機児童数

中野区議会(こども文教委員会)のサイトで2020年4月時点の待機児童数が公表されている(令和2年4月の保育施設利用状況について)。

上記表によれば、2020年の待機児童数73人で、2019年の待機児童数157人から大きく減少した。

待機児童数が大きく減少した原因はおそらく、みなさんご承知の通り、2020年4月に中野区内で12か所の認可保育所が新規開設されたためだ。

「令和2年4月の保育施設利用状況について」では、年齢別の待機児童数年齢ごとの認可保育施設の空き数も公表されている。

年齢別の待機児童数をみると、待機児童は0~2歳が中心であり、認可保育施設の空き数は3歳児以上で大幅に発生している。

3歳以上で認可保育施設の空き数が生じている事実から考えると、3歳児クラス4月の時点で他の自治体に転出した例・保育園から幼稚園に転園した例が少なからずあると思われる。

園庭がない認可保育所が増えている現状を鑑みると、中野区内の保育施設はそろそろ量から質へと転換する時期だろう。