銀行のATMができた

鍋屋横丁交差点で永らく営業を続けてきた銀行(三菱UFJ銀行中野支店)が、中野駅前支店と統合したためなくなった。

オンラインでの取引が増えていて対面でする手続きが減っているから、店舗がなくなるのは時代の流れで仕方ないのだろう。

でも長年利用してきた銀行がなくなるのは寂しい。

この中野支店はその昔、もう少し中野阪上寄りにあったはず。

昔銭湯の壁に貼ってあった古い広告にそう書いてあった記憶がある。

店舗がなくなったかわりに、ほど近い場所にATMが設置された。

ATMが設置されたのは新築ビルの1Fの貸店舗だ。

新築後、永らく借り手がつかなかったテナントである。

駅近の新築テナントに店舗が入らないことがこの国の本当の景気を示唆している。

新築して初めて入居する事業者が銀行(ATM)とは、不景気である世の中を象徴する事実である。

 

バブルの頃

そういえば、バブルの頃はこの辺りのどの駅にもメガバンクが支店やATMを立て続けに新設した。

それがバブルが弾けた後、新設した支店の多くが閉店した。

古くから営業を続けてきた店舗は営業を続けてきたものの、ここ数年で長年営業を続けてきた中野阪上の三井住友銀行の店舗が移転縮小し、そして今回の三菱UFJ銀行中野支店の移転統合である。

他方で、eコマースの不正取引が相次いで発覚している。

不正取引を発見する有効な方法として「紙の通帳にこまめに記帳する」ことがテレビで紹介されていた。

電子取引がもてはやされているが、結局は紙の通帳への記帳は必要不可欠だというのが皮肉だ。