【今年の紅葉は12月】肥後細川庭園に行く【2023年11月19日】

肥後細川庭園に行ってきた(2023年11月19日)。

肥後細川庭園(文京区立)は、旧熊本藩細川家下屋敷のあった場所が公園になっているところだ。

肥後細川庭園-肥後細川庭園ホームページ

肥後細川庭園には以前から行ってみようと思っていた。

入場料は無料。

園内は自由に散策可能。

中野方面からは、北部ならば都営バス(白61練馬車庫→新宿駅西口)で、南部からは小滝橋車庫から都営バスで肥後細川庭園まで行ける。

この日は雲一つない晴天だった。

園内には池がある。


鹿おどし側から池を臨む


池に映る緑が美しい


池の向こう側に高層ビルが見える

 

高低差を利用した庭園

肥後細川庭園の特徴のひとつは、高低差を利用した見晴らしの良さである。


傾斜の上からの風景1


傾斜の上からの風景2


傾斜の上に建つ永青文庫

 

肥後細川庭園の南側には神田川が流れている。

肥後細川庭園は、神田川に面した傾斜地に作られている。

園内は、傾斜の上まで登れるようになっている。

傾斜は思いのほか「急」だ。

急な斜面を登る高齢者を慮ってか、至る所にベンチが設置されているのが嬉しい。


斜面途中に設置されたベンチ

 

2023年11月:紅葉はこれから

今年は暑かったせいか、2023年11月19日時点で紅葉はまだ本格化していなかった。

2023年の本格的な紅葉は12月初めからだろう。


モミジはまだ赤くない(2023年11月19日)

 

琴の音色を聴きながらお茶をいただく

肥後細川庭園内にある松聲閣(しょうせいかく)でお茶をいただく。

松聲閣は細川家の学問所として使用されていたようで、一時期は細川家の住まいとして使用されていたそうだ。


お茶と「加勢以多」


加勢以多


細川家の家紋が入っている


中にジャムが入っている


お茶室から見える風景

 

加勢以多という熊本の銘菓を頂く。

加勢以多の表面には細川家の家紋が入っている。

加勢以多は上品なお菓子で、中に花梨のジャムが入っているそうだ。

 

この日は、都立竹早高校箏曲部による秋のお庭の演奏会があった。

お茶室にも琴の演奏が聞こえてきて、風流な気分を味わうことができた。

 

園内には鹿おどしがあり、竹が石を打つ音が園内では聞こえる。


鹿おどし

 

肥後細川庭園は、都会の貴重な日本庭園である。

ほんのひととき「和」を味わうことができた。

2023年の紅葉はこれから(12月以降)である。