【リーディング】英検4級・筆記問題の傾向を把握する【2021年】

上の子が、次回の英検4級を受験する予定である。

受験するにあたり、前回(2021年度第1回)・前々回(2020年度第3回)・さらにその前の回(2020年度第2回)の計3回の英検4級のリーディング(筆記)問題の内容を確認してみた。

 

英検4級・リーディング(筆記)は計40問

英検4級・筆記の問題は計40問

問題の構成は

大問1…空所補充(英単語)15問

大問2…空所補充(英文)   5問

大問3…並べ替え       5問

大問4…長文読解      15問

である。

 

2021年2月から過去3回分(2021年度第1回・2020年度第3回・2020年度第2回)の出題傾向をまとめると、
以下の通りである。

英検4級の出題はほぼパターン化しており、傾向は毎年おおよそ変わらないといえる。

 

 

英検4級・筆記問題の特徴

文法を問う問題が少ない

今の英検4級の問題では、文法についての出題が少ない。

なお、「どこまでが文法問題なのか」を判定するのは難しいが、文章に適した英単語を入れる大問1(空所補充)の問題について、英熟語について決まりきった前置詞を入れる問題を文法問題から除外すれば、文法の知識を問う問題は15問中、2問から3問のみである。

つまり、今の英検4級の問題は、小学生がより合格しやすい問題になっているといえる。

また、英検4級で出題される文法はほぼ、中2半ばまでの学習内容が出題される(現在形・過去形・進行形・助動詞・未来形・不定詞・動名詞・比較)。

 

 

文章題(長文読解)が必ず3問出題

小学生に合格しやすいとはいえ、大問4で文章題が必ず3問出題される

大問4の出題内容はパターン化していて、

ポスター

・Eメール

・随筆(長文)

の3つが出題される。

大問4の問題はどれも引っかけはなく、きちんと読解できて素直に解答すれば解ける内容である。

 

独自の方法で点数を計算

現在は「全40問題中何問正解ならば合格」という計算方法ではなくて、
英検独自の計算方法にしたがって点数が算出される。

また、筆記・リスニングそれぞれに足切りが設けられているわけではない。

筆記が5割正解でも、リスニングが9割正解していれば英検4級に合格する可能性は十分ある。

だから、英検4級の合格の目安として、リスニング・筆記合計で7割以上取れていれば合格する可能性がかなり高い、という程度に考えておけばよいのだろう。

 

英検4級(まとめ)

筆記(リーディング):リスニング=1:1(得点比率)

筆記とリスニングの合計で7割正解していれば合格する可能性が高い。

筆記とリスニングのうち一方の点数が低くても、もう一方の点数が高ければ合格する可能性がある。