中野区立小中学校施設改築の基本的な考え方(案)が公表されている

中野区教育委員会のサイトで中野区立小学校 施設改築の基本的な考え方(案)が公表されている(2021年1月29日)。

(4)中野区立小中学校施設改築の基本的な考え方(案)について(子ども教育施設課)

 

中野区立小中学校の今後の改築・建て替え計画

要は、中野区立小中学校の今後の改築・建替計画の骨子(案)が発表されている。

なお、同資料は現段階ではまだ「案」で、正式に決定されたものではない

同資料では、10年以内に改築等をする予定の小中学校と、10年後以降に改築等をする予定の小中学校が発表されている。

かなり先まで具体的な小中学校名を挙げて公表しているのは保護者としてはありがたい。

改築期間中、遠くの代替校舎まで通学する可能性を考慮して進学する小中学校を決める必要が出てくるからだ。

同資料をじっくり読んでいくと「改築」と「新校舎整備」という用語が使い分けられているのがわかる。

同資料に具体的な説明はないものの、「改築」とは新校舎を作るのではなく現校舎を補強することを指し、「新校舎整備」とは文字通り現校舎を取り壊して新校舎を建てることを指すと思われる。

同資料によれば「新校舎整備」すると明記されているのは平和の森小学校のみである

新校舎への建て替えという話が出ていた桃園第二小学校と中野本郷小学校は新校舎整備しないのだろうか。

 

令和3~12年度に改築・新校舎整備予定の中野区立小中学校(案)


(4)中野区立小中学校施設改築の基本的な考え方(案)について(子ども教育施設課)から抜粋

上の表に挙げる小中学校に進学した場合、10年以内に改築・新校舎整備の時期に重なる可能性があるということだ。

なお、同資料によれば、改築・新校舎整備の順番はこの順ではなく、検討して決めるとのことである。

 

令和13年度以降に改築・新校舎整備予定の中野区立小中学校(案)


(4)中野区立小中学校施設改築の基本的な考え方(案)について(子ども教育施設課)から抜粋

上に挙げた小中学校については今後10年は改築・新校舎整備しない予定のようだ。

ただ、現在未就学児の子どもが上記の小学校・中学校に進学した場合、改築・新校舎整備の時期に重なる可能性がある。

 

今後のスケジュール

同資料はあくまでも案で、今後は以下の通り、中野区立小中学校施設整備計画の素案が今年3月(2021年3月)に示され、意見交換会やパブリック・コメント手続を実施したのちに、中野区立小中学校施設整備計画が改定されるとのことである。


(4)中野区立小中学校施設改築の基本的な考え方(案)について(子ども教育施設課)から抜粋